サラリーマンの副業解禁の流れを受け、投資を新たな収入に取り入れようとする人たちが増えてきました。
とくに不動産投資は大きな利回りと安定性が見込める有利な資産運用の一つです。
しかし、不動産投資はただ好きな物件を購入したり、関連商品に投資したりすればよいというものではありません。ある程度の不動産知識がなければ、購入の際の判断を誤り、大損するかもしれません。
そんな初心者の方におすすめなのが、不動産投資セミナーです!不動産に強い投資会社が開催するセミナーに参加すれば、初心者でも一から必要な知識を学べます。
ただ、ある程度事前に知識を得ておいた方が、セミナー内容がもっと深く理解でき、スムーズな不動産投資デビューを飾ることができます。
そこで今回は、不動産投資セミナーに参加を申し込んだとき、当日までに知っておきたいポイントを3つに絞ってご紹介します。
まずは不動産投資の本を読もう
カラーの異なるものを最低3冊選ぶ
不動産投資について調べるときインターネットを使うのも便利ですが、ぜひ書店で本を手に取ってみてください。ネット上の情報は断片的でまとまった知識を学びづらかったり、各サイトによって偏りが強かったりします。
そこで、書店の不動産投資コーナーで、わかりやすそうな入門書を3冊選びましょう。内容を見て、できるだけアプローチの異なるものや著者のプロフィールを見て経験分野がバラバラなものを選ぶのをおすすめします。
不動産投資と一口にいっても、マンションと一戸建てによっても運用の仕方が異なります。また、一般住宅かオフィスビル、商業施設などジャンルによってもアプローチはさまざまです。
さらに、実際の不動産を購入するのか、REITと呼ばれる不動産投資信託のような金融商品を購入するかによっても投資運用は大きく違うからです。
不動産投資の種類ができるだけ幅広く掲載されている本を最低3冊は選んで、まず、全体像やそれぞれの特徴・メリット・デメリットを簡単につかんでみてください。
スケジュールを調整し、短期間で集中しよう
時間を区切って基本知識をまんべんなく
気になる不動産投資の方法がいくつか見つかったら、できるだけ短期間で基本的な知識を学びましょう。不動産投資は専門的な内容が多いだけでなく、法律や税金、相続など、周辺の知識も押さえておく必要があります。
最初からすべてカバーすることはできませんので、時間を決めて広い範囲にざっと目を通しておくほうが投資のコツをつかむ近道といえます。
様々なジャンルのセミナーに参加することが重要
一つの会社のセミナーにこだわりすぎないこと
不動産投資を扱う不動産会社や投資会社が全国各地でセミナーを開催しています。ただ、始めは一つのジャンルや企業にこだわらず、「浅く広く」を心がけてセミナー選びをしてみましょう。
初心者のうちに特定のジャンルや企業にこだわってしまうと、選んだ投資手法が客観的に見られなる心配があるからです。
また、企業側もセミナーに参加してきた初心者にセールスを掛けてきますので、メリットやデメリットをあまり検討することなく勢いで申し込んでしまう、なんてことにもなりかねません。
不動産投資に興味を持ち始めてしばらくの間は、ぜひ多彩なジャンルのセミナーに積極的に参加してみてください。短期集中で参加を続ければ、きっとそれぞれの魅力や注意点が見えてくるはずです。
出典:不動産投資の教科書 「不動産投資の教科書」が厳選した不動産投資6種類と始め方&儲け方