都内を中心に2棟24戸規模にて不動産賃貸業を経営している不動産投資家ユースケと申します。
私の所有している収益用不動産投資物件の建物前に、自動販売機を設置しています。
この記事にたどり着くのは、以下のような情報を調べている方が多いと考えていますが、いかがでしょうか?
- 自販機ビジネスに興味が有るが、どのくらい儲かるのか実例を知りたい
- 自販機の設置や撤去にかかる条件や費用を知りたい
- 置くだけ投資の自販機にはデメリットやリスクはあるのか?
- 良いマージンを出してくれる自販機業者を紹介してほしい
結論から言うと、自販機ビジネスは、ほぼ労力ゼロで儲かります。
置くだけ投資で、まさに最強の不労所得の一例と言えます。
販売実績のレポートなども画像キャプチャで晒していますので、記事内をご参照ください。
不動産の家賃や売買だけではない「不動産投資の収益のひとつ」として参考にしていただければ幸いです。
合わせて読みたい
>>保有物件の売却事例参考記事「不動産を高く売却するためにはどこがいい?結論、大手を活用すべき3つの理由 【不動産投資家が実例で解説】」
「置くだけ」の自動販売機からの収入・利益はどのくらいになるのか
私の自販機ビジネス実例では、1本の販売実績あたりのマージン20%で月1-3万円の不労所得
自動販売機は、じつは誰かがオーナーになっており、あなたの買った一本120円のコーヒーのうち、幾らかはそのオーナーの収益になっているのです。
ご存知でしたでしょうか?
私の物件では、毎月 約800~1,000本 の販売実績があります。
こんな感じで毎月の売り上げ本数と合計販売金額が記載された報告書・レポートが送付されてきます。オーナーとしての仕事は、このレポートを読むことのみです。
傾向としては、やはり冬季や夏季、気温がはっきりしているときのほうが売れ行きがよいですね。近くで工事が行われてたりすると、その工事現場の職人の方がぞろぞろと毎日買って下さるので収益が伸びたりします。
また私の物件の前には、コインパーキングがあり、そこに車を停めて乗降される方が購入されていくようです。そのコインパーキングは私の所有物件ではありませんが、幸いなことにそちらのオーナーは自動販売機置いていらっしゃらないので、こちらに全部吸い込まれてくるという形です。
当然、上記売り上げ金額のすべてが私の手元に入るわけではなく、一本あたり◌%と設置業者との交渉になるわけですね。
私の場合は、現在 20%です。
これが多いのか少ないのかは、なんとも言えませんが、以前は一本あたり 10円 でした。そこから、様々な交渉を経て、現在はかなり収益においてマージン%のアップを実現出来てきました。
例えば 190円のペットボトルが1本売れると 「一本あたり 38円」 の収入。
一か月あたり、1000本全部がこのペットボトルだとすると、、、
38,000円/月額
です。
実際は、1000本全部が38円マージンもらえる商品ばかりが売れるわけではありませんので、この半額分くらいが平均でしょうか。
額はそれほど大きくはありませんが、文字通りの不労所得ですね。
不動産売却時にも買主側へ、利回りの付加価値として提示できる収入となります。
ただ、下記、自販機ビジネス周辺の仕事をされていた方からもTwitterでコメント頂いたのですが、そもそもの立地は重要なポイントではあります。
おっしゃる通りですね。
以前この辺の仕事をしていたことがありますが、記事の注意点にもある通り、ほんと立地が重要…。
都内や人が多い場所(駅の近くとか)、マンションの入口などは安定してるけど、田舎の駐車場にぽつんとある自販機とか…😱
電気代赤字はよくある話。
とはいえ、立地よければじゃんじゃん儲かる👍 https://t.co/DwZIQUAZ4e
私の物件では、なかなか悪くない売り上げを叩き出していると思いますので、今後の売れ行き次第では、もっと更なるマージンを獲得できる可能性はあると思っています。
引き続き交渉していきます。
自動販売機ビジネスをサポートしてくれる業者は?
独立系とメーカー系
それでは、設置業者とはどのような業者がいるのでしょうか。
独立系ベンダ
ジャパンビバレッジグループ ・・シェア高い。北海道から沖縄まで全国対応。
ユカ ・・首都圏・関西圏。インターネット明細など新しい取り組み。
八洋 ・・老舗。こちらも首都圏中心。夏にキャンペーンをやっている。
独立ベンダは、メーカーにこだわらない提案を実施してくれます。
「近くの建物にはキリンの自動販売機が設置されているので、サントリーにしましょう!」
など、臨機応変なところがメリットですね。
やはり周辺環境や、競合の自動販売機のラインナップなんかも見ながら
内容や価格設定についてこだわりのシミュレーションをしてくれます。
メーカー系ベンダ
コカ・コーラ ・・赤い奴です。コーラだけ売っているわけではありませんよ。
サントリーフーズ ・・青い奴です。なっちゃんや伊右衛門など。
キリンビバレッジ ・・白い奴です。生茶とかヴォルビック、コーヒーのFire等。
上記は、単一メーカー系の自動販売機ベンダの一例ですね。
売り上げマージンの交渉については、こちらのメーカーを絞ることでの一本単価アップ交渉が効きやすい可能性があります。
場所や条件次第ですが・・
不動産投資と自動販売機の相性の良さ、メリット・デメリットは?リスクは何か有るのか?
不動産オーナーの懸念として考えたこと
- 設置するときのコストは掛かるの?
- ゴミはどうなるのかな
- 自動販売機動かすのに電気代かかるでしょ!
- このスペースや段差に本当に置けるんかいな
- 近くにコンビニあるんやけど・・
- メンテナンス費用とか高そう
などなど思いつくだけで幾つかありますよね。
やはり収益は得られても、何か問題あるのでは・・と思ったあなたは鋭いです。
では、実態どうなのか順番にお答えしていきます。
自動販売機ビジネスにおける設置コストは?
基本「無償」です。
自販機のビジネスモデルをもとに自動販売機業者さん側から考えると、オーナーの土地のスペースを無償で借りることができて、自己の商品が売れる場ができる、ということで、継続性を考えると大変メリットがあるため、基本的には設置に関しては、業者さん側が全額負担する例が多いです。
というか、ほとんどそう。
オーナー側は、販売のチャネルに必要な土地を無償で貸すのです。
設置コスト請求されるなら、業者を変えましょう。
設置した後の自販機から出るゴミ(缶やペットボトル)の回収はどうするの?
こちらも基本「無償」で業者回収してくれます。
私の物件では週に2-3回程度、担当の清掃業者が回収しに来てくれており、周辺が清潔に保たれています。当然、商品が減ってきたときの補充も契約に含まれるため、基本的にはオーナーがする作業はひとつもありません。
回収費用を請求してくる業者が居るなら、変えましょう。
※この補充作業を、コスト削減や「趣味の一環」でオーナー自身がやっている例も有りますが、私は実施していません。
設置した自動販売機の電気代はどうなるの?
最近の機種は省エネに優れているため、月々の費用としては2000-3000円程度です。当然24時間365日稼働しっぱなしです。ここは交渉なのですが、
- 電気代も負担してもらう→こちらに支払っていただくマージンの他に、月々のベース金額を2000円ないし3000円設定し、設定した金額を上乗せして振り込んでいただく
- 契約期間3年などで設定し、36か月分の電気代を初月度に一括で振り込んでいただく(3000円とすると×36=108,000円)
上記ふたパターンあたりの交渉が可能です。
私はパターン2を選択しています。もう少し交渉を経て、更に上乗せして設置金をいただく、交渉術・テクニックもあります。
あれ、なぜか自動販売機設置するだけで一時金としてお金貰えますね。
※注意点としては、要するに電気代をまかなえないほど売れない場合は赤字になりますが、そもそも業者側がそういった場所には設置してくれません。(デメリットの欄で後述します)
自販機を設置する際に、スペースの検討が必要。段差がある場合は??
スリム型もあります(6本×3列など)。また段差があっても、設置用の専用の足場鉄部がありますので、多少の段差は特に問題になりません。
まずは一度業者さんとコンタクト取って現場を見ていただくよう依頼しましょう。意外なところに意外な機種が置けるかもしれません。
自動販売機ビジネスとコンビニの競合については?
こちらも問題ありません。
並ばなくても済む、自転車に乗ったまま通りすがりで購入できる、などのコンビニ店舗にはない多くのメリットがあります。
飲料・缶の売り上げは45%前後が自動販売機によるものだそうです。
コンビニ/スーパーと自販機で半々くらいで、うまく共存していると言えるのではないでしょうか?
私の物件では導入しておりませんが、最近は食べ物を売る自販機も多いですよね。
自動販売機のメンテナンスフィー・コストは?
コストの話ばっかりになりますね(笑)
はい、こちらも当然基本の「無償」です。
故障の際は修理業者さんが一報で現行へ駆けつけてくださるので、基本オーナーは何もすることがありません。
以上のように懸念に対しては、ほぼ問題はありません。
実質的にメリットばかりで、不動産投資と自動販売機は相性がかなり良いです。
建物自体の修繕などは、当然オーナー自身で実施する必要があるのですが、自動販売機については、本当に業者さんへメンテナンスをすべてお任せすることができるので運営していることを忘れるくらいです。
修繕といえば、所有している物件の屋上防水を実施した記事もありますのでご参考まで。
では、自販機ビジネスにおけるリスクやデメリットは??
気になるリスク・デメリットはあるのでしょうか?
・
・・
・・・
思い付かないです。
しいて言うならですが、、デメリットというか注意点というか、、
・自分の物件の景観をあまりにも重視しており、入口のエントランスのデザイン、綺麗に剪定された外構の植栽に照らし合わせると、、、
「自動販売機なんてゲスなものは置きたくはない!!」
というオシャレオーナーの物件には向かないでしょうね。空きペットボトルや空き缶の回収のためのごみ箱なども設置しますので、美観にこだわる地主系オーナー等はやめた方が良いと思います。
私は、収益不動産系の投資家ですので、1ミリも気にせず自販機を設置し、収益をあげています。
・もうひとつありました。
「あまりに人通りが少なく、売り上げが見込めない場合」
は、自動販売機業者さん側も冷たく、一言「検討の結果、設置できません」で終わります。前述の通り、設置しても自販機を稼働させるための電気代がペイできず、この場合は致し方なく諦めですね。
ただし、業者によるので1-2社聞いてダメでも5-6社程度は聞いてみましょう。
商品の種類や補充の仕方で、何とか売り上げを保てる可能性はあります。
まとめ
まとめますと、
不動産物件や駐車場持っていて、自動販売機置いていない方は「機会損失」しています。すぐ検討しましょう。
この場合の不動産物件とは、収益不動産だけではなく、戸建てなどの自宅も含みます。
色々なメーカーと交渉したり、機種のサイズを検討して品ぞろえについて業者さんと意見交換したりするのも非常に楽しいですね!
うまく、置いているなあと思う戸建ての方も一杯いらっしゃいます。
今度、次世代起業・副業サイドハッスルの一歩目として"自動販売機"に着目して、実際の設置事例などを参考にするため街の中を散歩してみてはいかがでしょうか?
合わせて読みたい
>>メインブログ記事「サイドハッスルとは?(好きなこと・楽しい事で収益をあげていく)」
私の物件に置いた自動販売機は非常によく働いてくれています。
可愛い子です。
もし本記事を読んで、自動販売機ビジネスに興味をもった投資家や、自宅の土地が少しあまっており収益化できないか、と考えている方などには、業者の紹介が出来ます。
大家仲間や、その他、本記事からも不動産投資家の方々から結構問い合わせいただいており、設置に至った事例がかなり有ります。
私がお願いしている業者は、かなり他社と比べても、設置場所周辺の調査の動きが早かったり、色々な提案があったりと評判良いようです。
もし興味ありましたら、下記TwitterアカウントからのDMなどでお気軽にご連絡ください。
【不動産投資家ユースケ プロフィール】
都内を中心に2棟24戸経営中。
某銀行融資金利は累計2億円規模で0.8%→元金モリモリ返済。
現在は、保有物件の満室運営と新規の新築RC検討に注力中。
中古戸建のリノベ再生事業を手掛ける空き家セーバーとしても活動、
社会的意義のある「空き家問題」への解決に向けても日々奮闘中。